中国茶でも日本茶でも、お気に入りの茶葉はなるべく美味しい状態で保存しておきたいものです。ここではオススメの茶葉保存方法と、保存の際の注意点を紹介します。
開封した茶葉は早く飲み切るのが一番
一番いいのは、早く飲み切っちゃうこと!!
お気に入りの茶葉はなるべく大切にとっておいてゆっくり飲みたい・・・・のですが、美味しいお茶を、美味しいまま長期間とっておくのは非常に難しいです。
茶葉も食品なので、どうしても劣化してしまいます。一番のオススメは早めに全部飲みきっちゃうこと。買う時も自分が飲み切れる適切な量を購入するのが良いと思います。
長期間とっておけるのはプーアル茶やしっかり焙煎された烏龍茶などです。特に緑茶や発酵度の低い烏龍茶は早めに飲み切ってしまうのが吉。
茶葉のオススメ保存方法3ステップ
1.ジッパー付のビニール袋に茶葉を入れて可能な限り密封する
⇒茶葉は空気に触れると変質しやすいため。茶葉を崩さない程度で、可能な限り空気を抜いてください。
2.ビニール袋ごと遮光性の容器に入れる
⇒容器の材質は、ステンレス、アルミニウム、錫が理想。ガラス製の場合は光を通しやすいので、早めに飲み終えるならOK。
3.冷暗所に保管
⇒直射日光はNG。真夏など、場合によっては冷蔵庫での保管も可能ですが、取扱いにいろいろ注意が必要です。
茶葉保存で注意すべき5つのポイント
その1.湿気
茶葉は湿気を吸いやすい性質を持っているので、保存する際は湿気を避ける工夫が大切です。
冷蔵庫は要注意!茶葉に含まれる水分が多いほど、有効成分の流失も早くなります。最適な水分量は3~5%と言われています。茶葉を少量つまんで指ですりつぶした時に、粉末状になる場合は茶葉の水分量は一般的に5%以下と判断できます。
その2.高温
温度が高い状態にさらされると、茶葉に含まれる酵素が酸化して、味や香りが変質してしまいます。
特に、緑茶や黄茶、発酵度の低い青茶(鉄観音など)は変質しやすく茶葉本来の味わいが損なわれやすいので注意が必要です。
その3.空気
長時間空気に触れると、茶葉に含まれる様々な成分が酸化や分解といった化学反応を引き起こします。
それによって茶葉本来の味わいが失われ、品質が劣化してしまいます。また、空気中のさまざまな異臭にさらされることにもなります。
その4.直射日光
直射日光は必ず避けてください。強い光に当たると、茶葉の酸化が進み、変質してしまいます。
特に緑茶は、茶葉はくすんだような色になり、お茶の水色も赤味がかって渋味やエグ味が出やすく、ドクダミのような味・香りになってしまいます。
その5.異味異臭との接触
茶葉は湿気と同様、香りもよく吸収する性質を持っています。保管する際は、強い臭いがする食品などが近くにないことをよく確認してください。特に冷蔵庫は要注意です。