私が東京で中国茶教室に通っていた時の日記を再編成した備忘録シリーズです。今回は第三弾。
以下、当時の日記から抜粋です
岩茶を美味しく淹れるために
今回のレッスンで淹れたのは岩茶。香ばしさと華やかさをあわせ持つ香りが特徴。味わいもコクがあっておいしい。ただし、うまくいれないと渋みが気になってしまうお茶でもある。
まずはお湯の注ぎ方、基本をおさらい。
・お湯を注ぐとき茶葉の一ヶ所に当て続けるのはNG
→茶葉から雑味がでてザラザラした感じになる。まぁーるくならない
・お湯はできるだけ細く出でるようにし、同心円にゆっくりまわす
お茶の香りを引き立てる方法
岩茶のような烏龍茶など香りに特徴のあるお茶は、なるべく香りを引き立てて淹れたい。お茶の香りを引き立てるための一つの方法は、より高い温度で淹れること。
高温を保つためにはお湯の温度が下がる前に短時間で抽出する必要がある。抽出を早めるためには、前回教えてもらった蓋碗のフタで中の湯を回すテクニックが有効。
高い温度で淹れたお茶は香りが引き立つだけでなく味わいにもキレが出る。この淹れ方はいろんな場面で役に立つと思う。
“渋み”を出さずに“深み”を出すコツ
蓋碗を使うときはフタで湯を回して効率よく抽出するテクニックが使える。でも茶壺だとそれができない。
先生が、茶壺を使うときに“渋み”を出さずに“深み”を出すコツも教えてくれた。
・お湯を極力細くやさしく注ぎ、茶葉の下の方からじわじわ抽出させる
⇒そうして時間をかけてお湯を入れていくと下が濃く、上が薄いという状態になる。
・下の方の濃くなった部分を流すという意味で、お湯をしばらく注ぎ続け、茶壺からあふせさせる。
真似してみたいと思った茶器の組み合わせ
中国茶の設えといえば中華風スタイルで組み合わせる場合が多いけど、紅茶で使うような西洋風のプレートも意外と合うんだなぁと思った。茶杯と合わせても違和感ない。ふむふむ。
あと一つ思ったのは、茶器の向きは揃えると美しい。こんな感じで。
お手本にしたい茶芸を見せてもらった。すごくステキな方で、お茶を淹れる雰囲気もほどよい緊張感があって、動きはほどよくゆっくりで、でも見ていて飽きなくて、待ち遠しい感じ。
そうやって淹れてくれたお茶は本当においしいからすごい。
優雅なお茶を淹れるには
ゆっくりとした動作で淹れると、お茶が優雅になる。
その静かさが気持ちいい、心地いいと思えるような雰囲気を出せるようになりたい。退屈だと思われないような・・・。。
そのためには多分、一つ一つの動作、指の先まで集中することが大事なんだと思う。ほどよい緊張感を持ってお茶を淹れることを心がけよう。
あとは指先のやわらかさを表現できるようになりたい。
指先の色香が自然に出るようになりたいなぁ~。。
大人の女性の上品な色気、ね。