Q:中国茶の茶器の配置に決まりはあるの?
A:基本的には自分が使いやすい配置で大丈夫です
中国茶では、茶器の配置に関しての厳密な決まりはありません(流派によって程度の差はありますが)。
基本的には自分が使いやすい場所に置いて大丈夫です。茶席の設えによって、飲杯を並べる位置を変えたり・・・など自由にアレンジすることも愉しみの一つです。
なお、お茶を淹れやすい基本配置は以下の通りです。
- 茶壺(もしくは蓋碗):自分の身体の正面
- 茶杯:自分から見た場合、茶壺の正面奥に並べる(淹れ手と飲み手の間)
- 茶海:茶壺よりも利き手側(右利きの場合は右側)
- 水盂:茶海のさらに外側
- 湯沸かし器:可能であれば水盂の反対側。利き手側に置いても大丈夫です。
- 茶荷:利き手側手前
- 茶道組:利き手側
この置き方はあくまで一般的な配置です。茶器は自分が淹れやすい場所に自由に置いて問題ありません。その時の茶席の雰囲気に合わせて、大胆に配置を変えてみたりするのも一興です。
個性の見せ所!!
(だからとても難しい・・・)
ただし、淹れ手が大きく姿勢を変えたり移動しなければ届かないような配置はイマイチかも。その茶席に座るお客様(飲み手)にとって、居心地の悪さや見苦しさを感じることのないよう配慮は必要です。
お茶が美味しければ、茶席の遊び心は大いに許される世界!