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緑茶体験記・レポ中国茶飲み比べ緑茶西湖龍井龍井深圳

西湖龍井を等級別に飲み比べてみた結果

緑茶
この記事は約6分で読めます。

先日、深圳の茶葉市場で買ってきた2019年の龍井茶を飲み比べてみました!

今回購入した西湖龍井

茶葉市場はとても広くて全てを回りきることはできませんでした。
場所が広東省・深圳だったからか、浙江省の龍井茶を扱ってる店がそもそも少なく。。。

たまたま見つけたお店に入って、そこでまとめて買いました。

今回買った茶葉

※全て西湖龍井2019年新茶

  1. 230人民元/斤(500gあたり約3,680円)
  2. 680人民元/斤(500gあたり約10,880円)
  3. 1200人民元/斤(500gあたり約19,200円)
  4. 1800人民元/斤(500gあたり約28,800円)

値段交渉はせず、全てお店の言い値で100gずつ購入。

飲み比べ条件

私は普段自分でお茶飲むときは茶葉やお湯の量は適当、アツアツの熱湯を注いで適当に抽出して飲んでます。が、今回は飲み比べということで条件を揃えてみました。

  • 茶器:蓋碗
  • 茶葉の量:3g
  • お湯の量:120ml  
  • お湯の温度:85℃
  • 抽出時間:約45秒
  • 飲み方:1、2、3煎目を熱い状態で飲む。しばらく放置した1煎目を飲む

熱い状態は、茶杯に入った時70℃以下
冷めた状態は、茶杯に入った時に約36℃

水は香港の水道水をブリタで濾過したものを使いました。
湯沸かしは普通のステンレス電気ケトルにて。

レベル1:230人民元/斤

まずは圧倒的に安かった一斤230人民元の茶葉。日本円換算すると、500gあたり約3,680円です。

茶葉と香り

西湖龍井 新茶 茶葉
  • 茶葉:大きい。緑が濃い。形もばらばら。産毛ほとんどなし。
  • 香り:一瞬香ばしさを感じるけど、すぐに消える。

味わい

西湖龍井 新茶 水色
1煎目口当たりまろやか。すっきり。
雑味なし。後味にじんわり渋味。
2煎目味はもうすこししっかり、
でも1煎目とあまり印象は変わらない。
後味の渋みが強くなった。
3煎目水っぽい。
お茶の力はほとんどなくなった。
1煎目
(冷めたもの)
嫌な雑味とかはないけど渋味が目立つ。
後味は舌に渋味がべっとりまとわりつく感じ。

茶殻

西湖龍井 新茶 茶殻
  • 三煎淹れ終わった後の茶殻:茶葉が大きいだけあって葉脈もしっかりしてる。触ってみると柔らかくて、ゴワゴワ感はない。

水色比較

西湖龍井 新茶 茶葉 水色
左:熱い状態の3煎目 
右:冷めた状態の1煎目

熱い状態の3煎目と、ぬるくなった1煎目の色の比較。右側の1煎目の色はだいぶ黄色っぽくくすんだような色に変化していた。

飲んでみた感想

茶葉の見た目がぼさぼさだった割に味わいはすっきりまとまりがあって飲みやすく美味しい。
龍井らしい個性はあまり感じられないが、普段飲みのお茶としては十分いける。

レベル2:680人民元/斤

続いて一斤680人民元の茶葉。日本円換算すると、500gあたり約10,880円です。正々堂々のお値段です。

茶葉と香り

  • 茶葉:小ぶりだけど形と色はややまばら。やたら色が濃いもの、形が悪いものがまざる。時々やたら茶色いのもある。産毛あり。
  • 香り:トップで一瞬香ばしい香りがするけど、一瞬で消える。

味わい

1煎目ほのかに甘味を感じるけど、基本はすっきり。
立体感に欠ける。後味はちょっと強めの渋味。
2煎目甘味感じない。
こもったようなまとまりのない渋味。
後味も渋味が舌にまとわりつく。
3煎目水っぽくなったものの、
ほどよく渋みが抜けて飲みやすくなった。
後味の渋味もおだやかに。
1煎目
(冷めたもの)
渋味に始まり渋味に終わる。
後味は舌も喉もざらつくような渋味。

茶殻

  • 三煎淹れ終わった後の茶殻:全体的に茶色い部分が多いのが気になる。特に、しっかり焦げたような茶色い部分もチラホラ。

水色比較

左:熱い状態の3煎目 
右:冷めた状態の1煎目

熱い状態の3煎目と、ぬるくなった1煎目の色の比較。右側の1煎目の色はだいぶ黄色っぽくくすんだような色に変化していた。

飲んでみた感想

正直言ってイマイチ。渋味が目立つ上に、味にまとまりがない。
恐らく、焦げたような茶色い茶葉が悪さをしているのではないかと。

レベル3:1200人民元/斤

3つ目は一斤1200人民元の茶葉。日本円換算すると、500gあたり約19,200円です。値段が一気に跳ね上がる・・・

茶葉と香り

  • 茶葉:形は比較的均一。飛びぬけて色や形が悪いものはほとんどない。産毛ボールもちらほら。
  • 香り:トップで豆のような香ばしさと甘みのある香り。少し残るが比較的早く消える。

味わい

1煎目口に入れた瞬間、なめらかさを感じる。
渋味はそこまで気にならない。
後に残る渋味も嫌な感じではない。
2煎目すーっと口の中になじんでいく感じ。
キレがある。後味にほんのり渋味。
緑茶らしい、悪くない。
3煎目最初に渋みを感じるようになった。
水っぽさはまだそこまで出てない。
もう1煎くらい出せそう。
後味の渋味は強くなった。
1煎目
(冷めたもの)
最初に甘味を感じ、渋味は
そこまで気にならない。
後味はやや渋い、えぐみはない。

茶殻

  • 三煎淹れ終わった後の茶殻:色も形も比較的均一。艶があって柔らかい。一芯二葉がしっかり分かる。

水色比較

左:熱い状態の3煎目 
右:冷めた状態の1煎目

熱い状態の3煎目と、ぬるくなった1煎目の色の比較。右側の1煎目の色はだいぶ黄色っぽくくすんだような色に変化していた。

飲んでみた感想

龍井らしい炒った豆のような香ばしい甘味を感じることができた。嫌な渋味もなく上品。これは茶席でも呈茶に使えるレベルかと。

レベル4:1800人民元/斤

最後は一斤1800人民元の茶葉。日本円換算すると、500gあたり約28,800円です。普通に高いと思う。

茶葉と香り

  • 茶葉:茶葉がふっくら、ふくよか。やさしい黄緑色で色も形も一番均一。
  • 香り:すっきりした香り。同時にふんわりとした甘みも感じ、やや持続する。

味わい

1煎目ほんのり甘い。透明感がある。
渋味ほとんどない。
後味はじんわりとほのかに甘い。
やわらかい感じ。
2煎目1煎目の甘みはやわらいで
すっきりキレがある。後味も
ほとんど残らずすっと消える。
渋味は感じない。
3煎目渋味が抜けて甘みがほのかに残ってる感じ。
味が薄くなったというよりは透明感が
増した印象。水っぽさはない。
1煎目
(冷めたもの)
甘い!!後味も甘い!!

茶殻

  • 三煎淹れ終わった後の茶殻:まだ全然開いてない。5~6煎は楽しめそう。小さくてふくよかな芽ばかり。ただ、見方によってはまだ摘むのがまだ早すぎたと言えるのかも。開き始める前の状態。

水色比較

左:熱い状態の3煎目 
右:冷めた状態の1煎目

熱い状態の3煎目と、ぬるくなった1煎目の色の比較。右側の1煎目の色はほとんど変色していない。透明感のある黄緑色をキープしている。

飲んでみた感想

おいしい。透明感があって渋味よりも上品な甘みを感じる。温度が下がった状態でも渋味がでなかったのはすごいと思う。いいお茶。

まとめ

  • 230元が案外良かった。期待値が低かったのもあるかもしれないけど。
  • 680元はがっかりクオリティ。店で試飲した時は気にならなかったんだけどなぁ・・・
  • 龍井茶として合格(茶席で使えるレベル)といえるのは1200元と1800元。
がっかりクオリティの茶葉を避けるために・・・

お茶の味は淹れる人や淹れ方によっても味わいが全然変わってしまうため、店で選ぶときは茶葉そのものをよく見て買うようにしたい。

茶葉の大きさや色が不均一だと雑味が出やすいかも。特に茶色く変色してるようなのが混ざってるとおいしくなくなると思う。

この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです! お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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