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聘珍楼薬膳セミナー行ってきた!春の養生まとめ

中医薬膳
この記事は約6分で読めます。

4月某日、聘珍楼の薬膳セミナー「貴養春祥」に参加してきました!

春という季節をどう乗り切るか、養生方法の座学の後に美味しい薬膳料理を楽しむという贅沢な時間( *´艸`)セミナーの内容と料理について備忘録的にまとめておきます。

料理がとにかく美味しかった!

ビバ聘珍楼!!!

聘珍楼の薬膳セミナー、参加費用と時間

聘珍楼は薬膳を重視していて、季節ごとのアンチエイジング薬膳料理を提供していたり、今回私が参加したようなセミナーを開催しています。

  • セミナー開催時期:年4回(春4月、夏7月、秋10月、冬1月)
  • 所要時間:約120~150分(セミナー60分、食事60~90分)
  • 参加費用:12,000円(税込)

春という季節の特徴

中国の古書「黄帝内経素問」によると、春は「発陳(はっちん)」といいます。「発」ははじまり、「陳」は古いもの、つまり、古いものから抜け出すという意味です

二十四節気でいうと、立春から穀雨まで。気温の上昇と共に陽気も増し、地に眠っていた虫や動物が目覚め、草木が芽生える季節。

また、五行の相対表で言うと、春の気は「風」、舞い上がりやすい性質があります。

寒暖差も激しく、気圧の変動も大きいため外邪が侵入しやすく体調を崩しやすくなります。

春にいたわりたい臓腑

肝!!

肝の働きは主に3つ

  • 「血」を蓄える
  • 「気血」の分配(疏泄)
  • 情緒のコントロール

春になり陽気が満ちてくると、この肝の気が動き始めます。

春に起こりやすい症状

人の身体も季節の影響を受けて陽気が増してきます。のびやかな気分、新しいことを始めたくなるような前向きな気持ちになったり。

ただし、この陽気をうまく発散できず、肝に気が滞ると様々な不調となって表れてきます。

レベル1:肝に「気」が滞る

具体的な症状例はこちら↓

  • 楽しくない
  • 物事に集中できない
  • やる気が起きない
  • なんでも悪い方に考える
  • 自分を否定しがち
  • ためいきをつく
  • ずっとだるい
  • 不安や心配が頭から離れない
  • いつも緊張して張りつめている
  • 食欲がない、過飲・過食しがち
  • よく眠れない

レベル2:滞った「気」が熱を持つ

具体的な症状例はこちら↓

  • イライラして胸苦しい
  • 口が渇いて冷たいものが飲みたい
  • 頭痛がする
  • 相手の態度にむかっとしてケンカになった(普段とは違って)

レベル3:熱のため「血」や「津液」が不足し、肝気が上昇する

具体的な症状例はこちら↓

  • めまいや動悸がある
  • 急に激しく起こる。頭がクラクラすることも
  • 寝つきが悪い

レベル4:憂鬱が続き「心気」まで消耗してしまう

具体的な症状例はこちら↓

  • ぼうっと気が抜けたようになり、生あくびが出る
  • ちょっとしたことで悲しくなり、落ち込み、ヒステリーっぽく泣き叫ぶ

レベル5:思い悩みすぎて「脾」と「心」の働きが弱くなる

具体的な症状例はこちら↓

  • くよくよと思い悩む
  • おどおどとしておびえやすい
  • 不眠で物忘れもしやすい

春を元気に乗り切るために

薬膳で身体のバランスを整える

春は特に肝を養う食事で気の巡りを安定させることが大事であるそうです。

■「利気」:気を巡らせる食材
柑橘類、ジャスミン、ミント、レモングラス、紫蘇、わさび、生姜、玉ねぎ、ネギ、春菊など

■「清肝」:肝の熱を冷やす
セロリ、パパイヤ、イチゴ、ミント など

■「平肝」:肝気の過剰な上昇を予防
クラゲ、セロリ、菊花、貝類 など

■「補血」:肝血を蓄える
ほうれん草、小松菜、ニンジン、レバー、いか、タコ、牡蠣、まぐろ、鶏卵、黒ゴマ、黒豆 など

■「健脾」:脾の機能を高め、肝の影響を受けない土台作り
穀物類、豆類、甘みのある野菜(さつまいも、かぼちゃなど) など

オススメのツボ

  • 内関(ないかん)
  • 膻中(だんちゅう)
  • 合谷(ごうこく)
  • 太衝(たいしょう)

聘珍楼の絶品薬膳料理!

花緑博士茶(かろくるいぼすちゃ)

聘珍楼特製の薬膳茶!
抗酸化作用の高いグリーンルイボスティーをベースに、気を巡らせる柑橘やジャスミンの香りをプラス。山査子(さんざし)も入ってる!すっきりまとまりのある味わいで抵抗なくすいすい飲めます。

日常のがぶ飲み茶になる!

鮮元貝滑(活ホタテ貝、クラゲ、アスパラ、大根、芹の和え物)

肝を養うクラゲ、潤す働きのあるホタテがメイン。気を巡らせる香り高い野菜と一緒に。全体的にさっぱりしていて美味しかったです。

水魚燉排翅(フカヒレ、スッポン、鮫コラーゲンの壺蒸しスープ)

※燉(炖/dùn)は煮込む、という意味の中国語

滋養強壮と血流促進効果に優れたスッポンをメインに。肝を養う様々な素材がたっぷり。

これがものすごく美味しかった!

スープの味付けは食材の出汁だけ、調味料は一切使っていないという。それなのに奥行きと立体感のある複雑な味わい。すごいよ聘珍楼。

中国でスッポンは散々食べてきましたが、このスッポンは一番おいしかったです。野性味が抑えられてて、とっても上品!!さすが聘珍楼!

紹興陳皮蒸鮮鮑(アワビの紹興酒、陳皮生姜蒸し)

まるごとアワビ\(^o^)/

薬膳ではアワビは感を養い血を補う「養血柔肝」の最上食材。ほんのり甘くまろやかなソース、生姜と陳皮でスッキリ感もあって食べやすかったです。

柚皮扣花菇(花椎茸、晩白柚の煮込み)

柑橘類の中では最も大きい晩白柚(ばんぺいゆ)の白く分厚い内果皮の部分をじっくり煮込んだ料理。晩白柚の皮も花椎茸も肝に働きかける作用がある食材。果物の皮とは思えない不思議な食感でした。

櫻蝦月桃粽(桜エビ、アサリ入りちまき、月桃の香り)

通常は笹の葉で包むちまきを、今回はショウガ科の月桃の葉で包み蒸しあげたとのこと。
平肝作用のあるアサリをはじめ、桜エビ、そらまめなど春の素材がいっぱい!油っこくなくて食べやすい!

デザート

デザートは2品。

鮮果茉莉啫喱(彩りフルーツのジャスミンジュレ)
ジャスミンジュレが涼やかで夏みたいな爽やかさ!! 果物、花、ミント・・・ととにかく香りを楽しむ一品という感じ。

※啫喱(zhělí)中国語でゼリーのこと。果凍(guǒdòng)ともいう。

デザートもう一品は福至蛋撻(フォーチュン・エッグタルト)サクサクのパイにふわふわとろとろの玉子ーー!!!名物スイーツですね。

最後に

セミナーで理解を深めた後にいただく絶品薬膳料理。何も知らずに食べるよりも、そのありがたみが十分に身体に染み渡るような気がしました。これは本当に贅沢!

でもすごく勉強になったし1年を通じて参加してみたいと思ったセミナーでした!

セミナーのタイミングで帰国したいくらい(笑)

↑聘珍楼のレシピは間違いない・・・!!

この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです! お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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