二十四節気・七十二候 花言葉薬膳二十四節気七十二候晩冬小寒

【小寒】イベント・行事、食べ物、草花まとめ

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2023年の小寒っていつ?

二十四節気・小寒について、この季節の行事や草花、食材など旬のものをまとめます。

※順次追記していきます。

小寒の時期と由来

小寒(しょうかん)は冬至の後に続く晩冬の季節です。

冬至より一陽起るが故に陰気に逆らう故益々冷る也

『暦便覧』-太玄斎
  • 小寒の時期:新暦1月6日~1月19日頃
小寒の時期と由来 二十四節気 七十二候

小寒とは寒さが極まる前という意味ですが、この小寒から節分までの1か月間を「寒の内」といい、「寒の入り」を迎えて寒さが一層厳しくなるシーズンに入ります。

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小寒の行事・イベント

七草粥

1月7日は五節句のひとつ人日(じんじつ)の節句で、七草粥を食べる日です。新年の若草から生命力をいただき、無病息災を願います。

すずしろ(大根)、すずな(かぶ)、せり、なずな、ごぎょう(ははこぐさ)、はこべら、ほとけのざ(こおにたびらこ)の春の七草を入れた粥を食べることで、正月のご馳走で疲れた胃を休めます。

七草粥はからだにいいの?薬膳的に分析してみた

寒中見舞い

寒中見舞い 小寒 晩冬

1月5日の小寒から大寒を経て2月3日の節分までを「寒中」といい、この期間中に出すのが寒中見舞い。一年で最も寒い時期に相手の体調を気遣って送ります。現代では年賀状の代わりに送る新年のあいさつとして定着しています。

鏡開き

鏡開き 小寒 晩冬

1月11日は鏡開き。正月に歳神様をお迎えした注連飾りや鏡餅を降ろし、お餅はお汁粉等にしていただきます。

鏡餅には歳神様が宿った神聖なものであるため、刃物で切るのではなく木槌や手を使って小さく分けるのが習わしです。

左義長(どんど焼き)

左義長(どんと焼き) 小寒 晩冬

左義長(さぎちょう)とは、正月に飾った門松や注連飾りなどを燃やす行事のこと。「どんど焼き」「道祖神(どうそじん)祭り」など地域によって呼び方はさまざまです。

一般的には1月14日の夜、もしくは15日の朝から火を焚き始め、この煙に乗って歳神様が山に帰ると伝えられています。

「大正月」と「小正月」

大正月とは元日から7日までのこと。小正月(こしょうがつ)は1月15日を指します。おもに関西で続いている習慣で、繭玉を飾ったり小豆粥を食べたりして無病息災を願います。左義長も小正月の行事のひとつです。

成人式

成人式 小寒 晩冬

成人式とは、その年度内に20歳を迎える新成人を祝福するための行事。古くは数え年15~17歳で成人の儀式を行っていましたが、現在のような行政主導で成人式が行われるようになったのは昭和21年(1946年)埼玉県蕨市が最初だったと言われています。

毎年1月第2月曜日が「成人の日」として国民の祝日になっています。

2023年の成人の日は1月9日(月・祝)

小寒の七十二候

小寒をさらに約5日毎に初候、次候、末候の3つに季節を分けたのが七十二候です。

第六十七候 芹乃栄(せりすなわちさかう)

第六十七候 芹乃栄(せりすなわちさかう) 小寒 晩冬
  • 小寒の初候
  • 新暦1月6日~1月9日頃
  • 芹が盛んに生える時期という意味

第六十八候 水泉動(しみずあたたかをふくむ)

第六十八候 水泉動(しみずあたたかをふくむ) 小寒 晩冬
  • 小寒の次候
  • 新暦1月10日~1月14日頃
  • 凍った泉で水が動き始める時期という意味

第六十九候 雉始雊(きじはじめてなく)

第六十九候 雉始雊(きじはじめてなく) 小寒 晩冬
  • 小寒の末候
  • 新暦1月15日~1月19日頃
  • 雉がはじめて鳴く時期という意味

小寒の草花

カランコエ

カランコエ 小寒 晩冬
  • 花言葉:「おおらかな心」「幸福を告げる」
  • 開花時期:11月~4月
  • 別名:ベニベンケイ

カランコエは冬の定番鉢花のひとつ。ピンク、オレンジ、黄色などさまざまな色が楽しめます。

ジャノメエリカ

ジャノメエリカ 小寒 晩冬
  • 花言葉:「孤独」「博愛」
  • 開花時期:12月~4月

釣鐘型の小さな花をたくさん咲かせるジャノメエリカ。アフリカからヨーロッパにかけて広く分布しておりその品種は630種ほどもあるとか。

ストック

ストック 晩冬 小寒
  • 花言葉:「愛の絆」「真面目」
  • 開花時期:11月~4月

名前の由来は、スキーのストックのように茎がしっかりしていることから。日本には江戸時代に渡来し、生け花用の花として重宝されてきました。

ユリオプスデージー

ユリオプスデージー 小寒 晩冬
  • 花言葉:「円満な関係」「明るい愛」
  • 開花時期:11月~5月

ユリオプスデージーは寒さに強く、土が凍結しない限り枯れることはないと言われています。花の少ない冬を鮮やかな黄色で彩ってくれます。

小寒に食べたい!旬の食べ物

かぶ

かぶ 小寒 晩冬

かぶは弥生時代に日本へ伝来したといわれ、古くから親しまれてきました。春の七草「すずな」としても知られています。

かぶの薬膳的効能

かぶは身体を温める作用があるため、冷え性や消化不良、便秘などに効果的です。また、気を下げる作用もあるため、のぼせやイライラ、頭痛にも効果的。

  • 体質:陰虚気滞
  • 五性:
  • 五味:  
  • 帰経: 

小松菜

小松菜(こまつな)は、東京都江戸川区小松川で作られ、徳川綱吉によって名付けられた野菜です。カルシウム、ビタミンB2が豊富。

小松菜の薬膳的効能

小松菜は身体の余分な熱を取り除きます。イライラや消化不良、風邪の予防にも効果的です。

芹(せり)

芹 せり セリ 小寒 晩冬

芹(せり)は春の七草のひとつ。競り合うように群生することが名前の由来です。万葉集の歌に詠まれるほど古くから愛されてきました。

せりの薬膳的効能

せりは清々しい香りで気を巡らせ、ストレスや肩こりを改善してくれます。また、身体の余分な熱を取り除き、水分代謝を促進します。

鱈(たら)

鱈 たら タラ 小寒 晩冬

鱈(たら)は北の海を代表する魚。食欲旺盛で体がまるまると太り、その膨れたおなかは「たらふく(鱈腹)食べる」の語源になっています。高たんぱく低カロリーなのでダイエットにもオススメ。

たらの薬膳的効能

たらは気と血を補い、息切れ、めまい、動悸を改善します。疲労時の体力回復にも効果的。

参考文献

こちらの本を参考にしました。

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画像は写真ACを利用しています。

この記事を書いた人
ゆえじ ちゃんこ

中国茶ナビゲーター
中国茶&台湾茶の楽しさや知識・情報をまとめてます。
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福建、香港、日本を拠点においしいお茶のいれかた研究中。
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