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二十四節気・七十二候花言葉薬膳二十四節気七十二候初秋処暑

【処暑】季節の行事、食べ物、草花まとめ

二十四節気・七十二候
この記事は約5分で読めます。

二十四節気・処暑について、この季節の行事や草花、食材など旬のものをまとめます。

※順次追記していきます。

処暑の時期と由来

処暑(しょしょ)は立秋の後に続く初秋の季節です。

  • 新暦8月23日~9月7日頃

処暑の「処」は落ち着くという意味を持つ漢字。つまり処暑とは「暑さが落ち着いてくる時期」という意味になります。

温暖化の影響からか実際は厳しい残暑がまだまだ続く時期ですが、朝晩に涼しさを感じる日も増えてくるはず。

そして台風シーズンに突入する時期でもあります。昔から台風の被害が出やすい時期だったので、立春から数えて210日目の二百十日(にひゃくとうか)は、台風の特異日として警戒されてきました。

処暑の季節の行事

二百十日(にひゃくとうか)

台風 二百十日(にひゃくとうか) 処暑 初秋

二百十日(にひゃくとうか)とは、立春から数えて210日目、9月1日頃の雑節のこと。

稲の収穫時期であると同時に台風の被害も出やすい時期であるため、農家にとっては警戒すべき厄日です。

9月11日頃の二百二十日(にひゃくはつか)、八朔(旧暦八月朔日の略)と合わせて「三大厄日」と呼ばれています。

風祭り

風祭り 処暑 初秋

風祭りとは、農作物を風(台風)の被害から守るため神に祈願するお祭りのこと。二百十日の前後に全国各地で行われます。

特に有名なのは富山県八尾町の「おわら風の盆」。豊作を祈願し、町中にぼんぼりや提灯を飾り、「おわら節」に合わせて3日間踊り続けるお祭りです。

行合の空(ゆきあいのそら)

行合の空 ゆきあいのそら 処暑 初秋

行合の空(ゆきあいのそら)とは、夏の暑気と秋の冷気が入り混じるように行き合う空のこと。夏から秋へ移り変わる季節、夏の入道雲と巻雲や鱗雲が同時に見られます。

少しずつ空が高くなって秋らしくなっていく・・・空を見上げて季節の変わり目を感じることができます。

七十二候

処暑をさらに約5日毎に初候、次候、末候の3つに季節を分けたのが七十二候です。

第四十候 綿柎開(わたのはなしべひらく)

綿柎開(わたのはなしべひらく) 処暑 初秋
  • 処暑の初候
  • 新暦8月23日~8月27日頃
  • 綿の実がはじけ綿花がのぞく時期という意味

第四十一候 天地始粛(てんちはじめてさむし)

天地始粛(てんちはじめてさむし) 処暑 初秋
  • 処暑の次候
  • 新暦8月28日~9月1日頃
  • 暑さの勢いが落ち着く時期という意味

第四十二候 禾乃登(こくものすなわちみのる)

禾乃登(こくものすなわちみのる) 稲 処暑 初秋
  • 処暑の末候
  • 新暦9月2日~9月7日頃
  • 稲が実る時期という意味

処暑の草花

コスモス(秋桜)

コスモス 処暑 初秋
  • 花言葉:「調和」「乙女の純真」
  • 開花時期:6月~10月

秋の代表的な花ですが、早い品種は6月から咲き始めます。コスモスは桜のように群生して咲くことから日本では「秋桜」と呼ばれ親しまれてきました。日本へ渡来してきたのは明治時代。

芙蓉(ふよう)

芙蓉 処暑 初秋
  • 花言葉:「繊細な美」「しとやかな恋人」
  • 開花時期:7月~10月

紙のように柔らかい大輪の花が特徴の芙蓉(ふよう)。その花が一日で枯れてしまうという儚さから、美人の例えとして古くから愛されてきました。

合歓木(ネムノキ)

合歓木 ネムノキ 処暑 初秋
  • 花言葉:「歓喜」「創造力」
  • 開花時期:6月~9月

合歓木(ネムノキ)の葉は、夕方から夜にかけてゆっくり閉じていきます。その様子が眠りにつくようなので「眠りの木」と呼ばれ、のちに「ねむのき」として定着しました。

鳳仙花(ほうせんか)

鳳仙花 ホウセンカ 処暑 初秋
  • 花言葉:「快活」「せっかち」
  • 開花時期:6月~9月

鳳仙花(ほうせんか)の原産地はインド・マレー半島から中国南部にわたる熱帯地域。日本へは室町時代に渡来しました。園芸品種として改良され、赤や白、ピンクなど様々な色の花を楽しむことができます。

凌霄花(ノウゼンカズラ)

凌霄花 ノウゼンカズラ 処暑 初秋
  • 花言葉:「栄光」「名声」「名誉」
  • 開花時期:7月~9月

凌霄花(ノウゼンカズラ)は濃いオレンジ色の花が特徴。原産は中国で平安時代には日本へ渡来していたと言われており、古くから庭木として親しまれています。

処暑の食べ物

さつまいも

さつまいも 処暑 初秋

さつまいもは中国から宮古島に渡り、九州で栽培されるようになり「薩摩の芋」として定着しました。食べるとオナラが出るイメージですが、食物繊維が豊富なので便秘に効果的。

薬膳的には・・・

さつまいもは気を補う作用があり疲労回復に効果的。また、胃腸の働きを促し便秘やむくみを解消してくれます。

梨 処暑 初秋

シャキシャキっとした瑞々しい食感の梨。「幸水」など日本原産は日本梨、ヨーロッパ原産のものは洋梨(ラフランス)です。

薬膳的には・・・

梨は身体、特に肺を潤す作用があり乾燥し始める秋にはぴったりの果物。のどの痛みや不快感を改善してくれます。身体を冷やす作用があるため、冷え性の人は食べすぎに注意。

ぶどう

ぶどう 処暑 初秋

秋を代表する身近な果物。ぶどうの皮にはアントシアニンというポリフェノールが含まれており、血圧降下や抗酸化作用など様々な健康効果が期待できます。

薬膳的には・・・

ぶどうは肺と腎の働きを促進し、気と血を補う作用があり、疲労回復に効果的。水分代謝も促し、喉の渇きやむくみを改善してくれます。

かぼす

かぼす 処暑 初秋

かぼすは大分県の特産品。果実そのものの味を楽しむというよりは、焼き魚や松茸の土瓶蒸しなど料理の香りづけによく使われます。

薬膳的には・・・

かぼすは香り高く、気の流れを整える作用があるためイライラの解消に効果的。また酸味は食欲不振の改善に役立ちます。

参考文献

こちらの本を参考にしました。

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画像は写真ACを利用しています。

この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです! お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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