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中国茶専門店と茶葉市場のメリット・デメリット

中国茶
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中国茶の茶葉を購入する場所として代表的なのは専門店ですが、中国茶好きとしては中国旅行などの際に現地の茶葉市場で買ってみたいもの。

中国の茶葉市場では一般的に割安で茶葉を購入することができますが、語学力や交渉力が求められる場面もあり、必ずしも良いことだけではありません。

また、中国茶専門店は相対的に販売価格は高くなりがちですがその分品質の確かな茶葉を手軽に買うことができます。

このページでは茶葉市場と中国茶専門店で茶葉を買うメリットとデメリットを紹介します。

中国の茶葉市場の特徴

茶葉市場とは、農家と直結した卸売業者が集まる市場のこと。一般的に、市中の店舗よりも割安で購入できるのが特徴です。

茶葉市場内はとても広く、茶葉以外にも茶器やパッケージなど中国茶に関するさまざまな専門店が軒を連ねています。

北京の馬連道茶葉市場、上海の天山茶葉市場などが有名です。

茶葉市場のメリット

1.店舗数が多く、選択肢が多い

例えば安渓の茶葉市場には鉄観音を専門に扱う業者がこれでもかというほど集まっています。

そのため、複数店舗を巡って茶葉の品質や価格を比べながら納得いくまで吟味して購入することができます。

2.相対的に価格が安い

同じグレードの茶葉でも、卸売市場で購入するものと市中の専門店で購入するものとでは間違いなく価格差があります。

3.量り売りで好きな量を買える

茶葉市場では基本的にどんな店でも茶葉は量り売りのため、自分の好きな量を買うことができるのも便利なポイントです。

中国の重さの単位「斤」「两」

茶葉市場をはじめ、中国で一般的に使われている重さの単位は「斤(jin1)」と「两(liang3)」です。

  • 一斤=500g
  • 一两=50g

よく使われる数量は、一斤(500g)、半斤(250g)、二两(100g)、一两(50g)。

もちろん日本と同じようにキログラム(kg=公斤)やグラム(g=克)も使いますが、茶葉の価格の基準は一斤(500g)あたりいくらか?なので注意が必要。

  • 这一批茶多少钱? (この茶葉はいくらですか?)
  • 一斤七百块! (1斤あたり700元だよ!)

ちなみに台湾では一斤=約600g、一兩=約37.5gです。

台湾の1斤(台斤)=16兩=約600g

4.産地の生きた情報を聞くこともできる

茶葉市場の店舗は茶農家と直結しているところが多く、自身も茶葉製造に関わっているという店主も少なくありません。

信頼できる店主を見つけることができれば、その年の作柄や産地の動向など生きた情報を集めることもできます。

茶葉市場のデメリット

1.中国語の語学力が求められる

茶葉市場の店主はほとんどが中国語しか話せません。

当然ながら日本語も英語も通じないので、茶葉を買うには最低限の中国語が必要です。

価格交渉や情報収集をするには中級レベル以上の中国語力が求められます。

なまりが強い人が多いのでリスニングに苦戦することも・・・

自信がない場合は無理せず漢字で筆談するのが確実!

2.茶葉の良し悪しを自分で見極める必要がある

似たような茶葉がいくつもあるなかで、その品質の良し悪しは自分の目で見極めなければなりません。

また、茶葉市場の店舗は商品に値札をつけていないことがほとんど。

適正価格で買おうとするなら、店主の言い値に対して価格交渉するスキルも求められます。

私はそのスキルが無いので、茶葉市場で買うときは損する覚悟で挑んでます

3.飛び込みで行っても本当に良い茶葉を見つけるのは難しい

中国は人間関係を重視する国民性。本当に良い茶葉は大切な人のためにとっておきます。

そのため、一見さんにはそれなりの茶葉しか出してくれない店がほとんどでしょう。

例えば毎年同じ店に通い詰める等して店主と信頼関係を築くことができれば、そのうちとっておきの茶葉を売ってくれるようになるかもしれません。

4.まとまった量の購入が必要なこともある

店主の性格や交渉次第なところもありますが、茶葉市場では多くの場合ある程度まとまった量の茶葉を購入する必要があります。

基本は250g(半斤)から。私の経験だと100g(二两)ならスムーズに買えます。頼めば50g(一两)でも売ってくれるかも。

茶葉市場はこんな人にオススメ

以上、メリットとデメリットをまとめると茶葉市場での茶葉購入はこんな人にオススメです。

  • 中国語に自信がある
  • 茶葉の品質を適切に評価できる
  • 自分で茶葉を買う経験をつみたい
  • 現地に飛び込んで買ってみたい

つづいて中国茶専門店の特徴を見ていきます。

中国茶専門店の特徴

中国茶を専門に扱うお店のことです。実店舗のある店のほか近年ではネット通販専門の店舗も増えてきています。

中国茶全般を扱う有名店は東京・表参道の遊茶、横浜中華街の悟空茶荘、奈良の心樹庵など。

他にも日本全国に中国茶専門店があります。

中国茶専門店のメリット

一定水準以上の茶葉が簡単に手に入る

専門店で販売している商品は、プロの目で仕入れた間違いのない茶葉(のはず)なので安心して購入することができます。

私が買った新星茶荘の西湖龍井のように、感動するレベルの素晴らしいお茶に出会える可能性も高いです。課金さえすれば。

もちろん可能なら店頭で試飲をしてから購入するのがオススメです。そのお茶が品質のよいものだとしても、味や香りが好きかどうか最後は自分の好み次第なので。

中国茶専門店のデメリット

相対的に価格が高い

当然ですが、中国茶専門店で販売されている茶葉には様々なコストが乗っているため、茶葉市場で買うよりも価格は割高になります。

専門店の販売価格には茶葉の運賃などの諸費用に加え、専門店のもうけとなる利益も上乗せされているため、どうしても高くなるのです。

また、価格交渉できない店がほとんどだと思います。

中国茶専門店はこんな人にオススメ

以上、メリットとデメリットをまとめると中国茶専門店での茶葉購入はこんな人にオススメです。

  • 中国茶はまだ始めたばかり
  • プロのアドバイスが聞きたい
  • 産地まで買いに行くなんて無理
  • 確かな品質の茶葉を確実に買いたい

まとめ:どちらにも良さはある

中国茶専門店にも茶葉市場にも、どちらにもそれぞれの良さがあります。

中国茶専門店では品質の良い茶葉を手軽に購入できます。一方、茶葉市場では語学力や交渉力が求められますが、うまくいけば自分が納得できる価格で茶葉を入手することができるため満足度はより高くなると言えるでしょう。

ちなみに私のスタンスは、基本は日本や香港など身近な中国茶専門店(ネットショップ含む)で購入!でも産地へ行く機会があったら茶葉市場でも体当たりで茶葉買ってみたい!損得は考えない!という感じです。

積み茶は増えていくばかり・・・

この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです! お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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