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【冬の養生】不調を乗り切る食材とツボ

中医薬膳
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冬は一年の中でもっとも寒い季節。ただし、気温差や乾燥によって体調を崩しやすい時期でもあります。

冬を健康的に過ごすためには、とにかく滋養!身体を温める食材を積極的に取り入れることがポイントです。

このページでは、冬の時期に起こりがちな身体の不調とその対応策を、中医学や薬膳の観点からまとめています。

冬という季節の特徴

  • 陰気が最も強く、陽は弱い

冬を二十四節気に分けると、立冬小雪大雪冬至小寒大寒までの6つの節気があります。 一年の中で最も陰気が強くなる「陰盛陽消」の時期であり、自然界は冬眠状態に入ります。

  • 一年で最も寒くなる時期

五行説では、冬は「水」に属します。「水」に属する五方は「北」、五悪は「寒」です。冬は北からの冷たい風によって身体が冷え、寒邪の影響に晒されやすい状態になります。

冬にいたわりたい臓腑

腎!

腎の働きは主に3つあります。

  • 蔵精作用:腎精(先天の気)を貯蔵する機能。生殖機能と発育、成長を担う
  • 主水作用:血液内の老廃物を尿として膀胱から排出し、水分代謝を調節する
  • 納気作用:吸入した気を肺から腎に降ろす
用語解説
  • 腎精(じんせい):両親から受け継いだ生まれつきの生命エネルギーのこと
ワンポイント:呼吸について

呼吸は肺と腎で行っており、腎が機能しないと肺は正常な呼吸ができなくなります。

  • 「呼」=肺の宣発作用
  • 「吸」=肺の粛降作用+腎の納気作用

腎は生命力を蓄えている重要な機能系です。冬の寒さによってその腎が弱まると免疫力も弱まり体調を崩しやすくなってしまいます。

冬に起こりやすい症状

冬は五行において「水」に属します。

気温が低い冬は「寒邪(かんじゃ)」が身体に侵入し陽気を奪うため、寒気や手足の冷えが起きます。寒邪が脾や胃に入ってしまうと下痢や吐き気などの症状を伴うことも。

寒い冬は腎に負担がかかりやすい季節なので、特に下半身を温めるのがおすすめです。

  • 寒気
  • 手足の冷え
  • 頭痛
  • 関節の痛み
  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気

腎機能が低下すると、さまざまな不調が出てきます。

  • 蔵精作用の低下⇒腎精が不足し、発育不良や性機能の減退、老化現象など
  • 主水作用の低下⇒水分が停滞し、むくみが生じる。頻尿、尿漏れなどの症状も
  • 納気作用の低下⇒清気を腎に降ろせず、息切れや呼吸困難など

他にも、腎の不調は耳や骨、髪にも影響を及ぼします。

代表的な症状は以下の通りです。

  • むくみ
  • 口が渇く
  • 尿量の減少
  • 頻尿
  • 尿漏れ
  • 骨がもろくなる
  • 歯が弱くなる
  • 腰痛
  • 頭髪が抜ける
  • 耳鳴り
  • 難聴
  • 息切れ(吸いにくい)
  • 呼吸が浅くなる
  • 疲れやすい
  • 疲労感、倦怠感
  • 性欲低下
  • 不妊

これらの不調を防ぐためには腎を養生をすることが大切です。

冬を元気に乗り切るために

寒い冬は身体の熱を守るためにエネルギーを必要とする季節です。

そのため、良質なたんぱく質を持つ肉や魚、栄養価の高い野菜などで血の巡りを良くし身体の芯から温め、体力をつけたいところ。特に、腎機能を高める作用のある食材を選ぶとよいでしょう。

風邪予防もかねて、抗菌作用のあるニンニク、しょうが、ネギなどの薬味を活用するのもオススメです。

冬の養生に役立つ食材

■「温裏去寒」:冷えや寒さを取り除く
にら、とうがらし、しょうがなど

■「補気」:気を補い体力を増強
米、ハト麦、大豆、イモ類など

■「補陽」:エネルギー代謝を促進する
羊肉、エビ、くるみなど

■「補血」:血を補い、各組織や器官に栄養を与える
レバー、ほうれん草、にんじん、いか、卵など

■「補陰」:体の陰液を補い、臓腑を潤す
豆腐、貝類、豚肉、小松菜、乳製品など

■「健脾」:消化吸収を促進する
とうもろこし、イモ類、かぼちゃ、リンゴなど

■「理気」:気の滞りを取り除く
みかん、レモン、ジャスミンなど

とにかく栄養を補って体力増強!

冬にオススメのツボ

  • 太渓:手足の冷え、消化不良など
  • 京骨(けいこつ):膀胱疾患全般、頭痛、腰痛など
  • 湧泉(ゆうせん):疲労や精力の回復、冷え、むくみ、失禁
  • 三陰交:冷え性、むくみ
  • 命門(めいもん):腰痛、耳鳴り、免疫力向上
  • 天柱(てんちゅう):頭痛、不眠、疲労、むくみ

冬にオススメの中国茶

寒い冬には、身体を温める温性の紅茶がオススメ。胃をあたため寒邪への抵抗力を高めてくれます。

など

紅茶に牛乳を混ぜてミルクティーにすると、牛乳が胃の粘膜を守ってくれるので飲みやすくなりますよ。

この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです!
お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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