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【任脈】経穴の効能と場所一覧

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任脈の経穴一覧です。ひとまず8つの証に効果のある経穴について、効能と場所をまとめてみました。

※内容は順次追記していきます。

任脈とは

奇経八脈の中で陰経を統括する。陽経の督脈に対して「陰脈の海」とも呼ばれる。経穴は、陰部、卵巣、至急、膀胱、胃、腸、胸、心、喉に有効。

任脈、英語名はConception Vesselといい、略してCVと表記する。

CV1 会陰(えいん)

  • 経絡:任脈
  • 別名:屏翳(びょうえい)、金門(きんもん)
  • 穴性:調経強腎、清利湿熱、回陽固脱

CV2 曲骨(きょっこつ)

曲骨は「きょくこつ」とも読む。

  • 経絡:任脈
  • 別名:尿胞(にょうほう)、屈骨(くっこつ)、屈骨端(くっこつたん)
  • 穴性:温補腎陽、調経止帯

CV3 中極(ちゅうきょく)

  • 経絡:任脈
  • 別名:気原(きげん)、玉泉(ぎょくせん)
  • 要穴:膀胱の募穴
  • 穴性:助用調経、利膀胱、理下焦、培元気、助気化、補腎調気
穴性解説
  • 理下焦(りげしょう):下焦(腎、膀胱、大腸、小腸)の働きをよくすること
  • 元気(げんき):生命活動の基本となる気のこと。原気、真気ともいう

CV4 関元(かんげん)

関元は任脈に属する4番目の経穴。関元は、元気(原気、生命活動の原動力)の集まる場所という意味。別名である「丹田」の「丹」も元気という意味を持つ。

  • 経絡:任脈
  • 別名:丹田(たんでん)、次門(じもん)
  • 要穴:小腸の募穴

よく「丹田に気を集めろ」とか言う時の丹田ってこのツボだったんだ

関元の効能

関元は腎との関係が深く、月経不順や生理痛、不妊症、婦人科系疾患に効果がある。 血行促進や利尿、消化不良にも効く。

  • 穴性:湿腎壮陽、培補元気、通調衝任、培腎固本
穴性解説
  • 培補(ばいほ):養い補うこと
  • 元気(げんき):原気、真気ともいう。生命活動の源となる気のこと
  • 固本(こほん):活力源を養うこと

関元の場所

へそ中心から下に3寸(指四本分)下ったところ。

関元 ツボ 経絡 経穴

人差し指の腹をツボに当てて、体の中心に向かって真っすぐ3~5回押す。

CV5 石門(せきもん)

  • 経絡:任脈
  • 別名:利機(りき)、精露(せいろ)、丹田(たんでん)、命門(めいもん)
  • 要穴:三焦の募穴
  • 穴性:調経止帯、温腎壮陽
穴性解説
  • 理下焦(りげしょう):下焦(腎、膀胱、大腸、小腸)の働きをよくすること
  • 元気(げんき):生命活動の基本となる気のこと。原気、真気ともいう

CV6 気海(きかい)

  • 経絡:任脈
  • 別名:脖胦(ぼつおう)、下肓(げこう)
  • 穴性:昇陽補気、益腎固精、調補下焦、補腎虚、益元気、固精止遺
穴性解説
  • 元気(げんき):生命活動の基本となる気のこと。原気、真気ともいう
  • 固精止遺(こせいしい):精液が外に漏れ出ないようにすること

CV7 陰交(いんこう)

  • 経絡:任脈
  • 別名:少関(しょうかん)、横戸(おうこ)
  • 穴性:調経血、温下元

CV8 神闕(しんけつ)

  • 経絡:任脈
  • 別名:臍中(さいちゅう)、気舎(きしゃ)、気合(きごう)
  • 穴性:健運脾陽、和胃理腸、温陽救逆、開竅復蘇、理腸止瀉
穴性解説
  • 健運(けんうん):栄養や水分を全身に運搬する脾胃の機能のこと
  • 開竅(かいきょう):九竅(目、耳、鼻、口、尿道、肛門)の通りを良くすること
  • 復蘇(ふくそ):回復すること

CV9 水分(すいぶん)

水分は任脈に属する9番目の経穴。水分は古代において、小便(清)と大便(濁)を分ける場所と考えられていたため、利水の効果がある経穴の意味であると言われている。

  • 経絡:任脈
  • 別名:中守

水分の効能

水分は水に関わる不調を改善するツボ。血液やリンパの流れを良くして老廃物の排出を促すので、むくみ、泌尿器系のトラブルに効く。

  • 穴性:健脾胃、分利水湿、和中理気
穴性解説
  • 分利水湿(ぶんりすいしつ):下痢や尿閉が改善すること

水分の場所

へその中央部分から1寸(親指1本分)上にあがった部分。

水分 ツボ 経絡 経穴

指の腹をツボに当て、体の中心に向かって3~5回押す。おなかの奥に圧をかけるイメージで。

CV10 下脘(げかん)

  • 経絡:任脈
  • 別名:下管(げかん)
  • 穴性:健脾和胃、消食化滞

CV11 建里(けんり)

  • 経絡:任脈
  • 穴性:健脾化湿、消食化滞

CV12 中脘(ちゅうかん)

中脘は任脈に属する12番目の経穴。中脘は、胃袋の中心という意味で、胃の中ほどにある小弯部を指していると考えられる。

  • 経絡:任脈
  • 別名:胃募、中管
  • 要穴:胃の募穴、八会穴の腑会

中脘の効能

中脘は消化機能を改善するツボ。胃の調子を整えて活性化させる効果があるため、胃腸のはたらきを正常にし、食欲を高める効果がある。自律神経にも作用するため、精神的ストレスを和らげることもできる。頭痛、肩こり、だるさや髪のトラブルにも効く。

  • 穴性:調理中焦、健脾化湿、和胃降逆

中脘の効能

へそから指6本分上にあがった部分。おへそからみぞおちまでの中間くらいの位置。

中脘 ツボ 経絡 経穴

指の腹をツボに当て、体の中心に向かって3~5回押す。おなかの奥に圧をかけるイメージで。

CV13 上脘(じょうかん)

  • 経絡:任脈
  • 別名:上管(じょうかん)
  • 穴性:健胃理気、降逆止嘔
穴性解説
  • 降逆(こうぎゃく):上がった気を下げること
  • 止嘔(しおう):吐き気を止めること

CV14 巨闕(こけつ)

  • 経絡:任脈
  • 要穴:心の募穴
  • 穴性:寛胸化痰、和胃降逆
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること
  • 降逆(こうぎゃく):上がった気を下げること

CV15 鳩尾(きゅうび/みぞおち)

鳩尾は任脈に属する15番目の経穴。鳩尾は、胸骨の下端に突出する剣状突起の形がハトの尾に似ていることから名づけられた。みぞおちという読み方は当て字で、“飲んだ水が落ちる場所”という意味の「水落ち」が変化したもの。

  • 経絡:任脈
  • 別名:神府(しんふ)
  • 要穴:任脈の絡穴

鳩尾の効能

精神安定の効果があり、イライラや緊張による不眠や息切れを緩和する。食欲不振にも効果的。

  • 穴性:和胃降逆、寧心安神
見出し
  • 和胃(わい):胃気の不和を改善すること。和中と同じ意味

鳩尾の場所

胸骨の下(肋骨が繋がる部分)から親指1本分くだった部分。

鳩尾 ツボ 経絡 経穴

CV16 中庭(ちゅうてい)

  • 経絡:任脈
  • 穴性:理気降逆、寛胸理気
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること
  • 降逆(こうぎゃく):上がった気を下げること

CV17 膻中(だんちゅう)

膻中は任脈に属する17番目の経穴。膻中の「膻」は胸元のこと、膻中はその中央部分を指す。膻は心包を指すという説もある。

  • 経絡:任脈
  • 別名:元児(げんじ)
  • 要穴:心包の募穴、八会穴の気会

膻中の効能

膻中は心と関連のあるツボ。ストレスによって胸に圧迫感を感じるときなどに膻中のツボをほぐすと楽になる。イライラや不安感、ストレスによる不眠、動悸などに効果がある。また、女性ホルモンの分泌を促すともいわれ、乳腺炎や母乳の出が悪い時にもよい。

  • 穴性:調理気機、宣肺降逆、寛胸化痰、通乳寧神
穴性解説
  • 気機(きき):機能、活動のこと。各臓器の活動を主にいう

膻中の場所

左右の乳頭を結んだ直線の中央、骨に当たる部分。胸の中心。

膻中 ツボ 経絡 経穴

指の腹をツボに当て、体の奥に向かってまっすぐに押す。グーの手を作って指の関節でぐりぐり撫でまわすのもよい。

CV18 玉堂(ぎょくどう)

  • 経絡:任脈
  • 別名:玉英(ぎょくえい)
  • 穴性:寛胸止咳、清利肺気
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること

CV19 紫宮(しきゅう)

  • 経絡:任脈
  • 穴性:寛胸止咳
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること

CV20 華蓋(かがい)

  • 経絡:任脈
  • 穴性:寛胸止咳、清肺化痰
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること

CV21 璇璣(せんき)

  • 経絡:任脈
  • 穴性:寛胸止咳
穴性解説
  • 寛胸(かんきょう):胸のつかえをすっきりさせること

CV22 天突(てんとつ)

  • 経絡:任脈
  • 別名:玉戸(ぎょくこ)、天瞿(てんく)
  • 穴性:宣肺止咳、降逆化痰、清利咽喉、利咽清音
穴性解説
  • 宣肺(せんぱい):肺気を宣痛する治療法。宣白ともいう
  • 利咽(りいん):のど(咽喉)の調子を整えること
  • 清音(せいおん):発生をスムーズにすること。開音ともいう

CV23 廉泉(れんせん)

  • 経絡:任脈
  • 別名:本池(ほんち)、舌本(ぜっぽん)
  • 穴性:利喉舌、清咽開音
穴性解説
  • 清音(せいおん):発生をスムーズにすること。開音ともいう

CV24 承漿(しょうしょう)

  • 経絡:任脈
  • 別名:天池(てんち)、鬼市(きし)
  • 穴性:去風通絡、通調任督
穴性解説
  • 清音(せいおん):発生をスムーズにすること。開音ともいう
この記事を書いた人
ゆえじ ちゃんこ

中国茶ナビゲーター
中国茶&台湾茶の楽しさや知識・情報をまとめてます。
生涯淹れ手。
福建、香港、日本を拠点においしいお茶のいれかた研究中。
茶藝パフォーマンスもやります!
中級茶藝師。東洋食薬ライセンス1級。

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金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。ライブドア公式絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」を運営中。

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