風邪の初期症状の中でも特に「のどの痛み(イガイガ)」に効くツボ、食べ物、漢方薬をまとめておきます。
私の風邪はたいがい喉から
今日の朝起きたら喉がイガイガ・・・完全にやっちまった。就寝前に暑がりな夫がクーラーをつけたからかなぁ。今年初クーラーでした。気をつけねば。。。
のどの痛みの原因は?
中医学的に考えられる喉の痛みの原因の代表格は、風熱。
喉のイガイガ=炎症=熱がある状態ってことかな
風熱とは、鼻やのどから侵入した風邪(ふうじゃ)が熱邪(ねつじゃ)となった症状。熱が出たり、胸や頭などに痛みが生じる。風熱の対策としては、体の熱を冷やすことが重要。
のどの痛みに効くツボ
- 天突(てんとつ):左右の鎖骨の内側で最もくぼんだ部分
- 気舎(きしゃ):鎖骨の内端の上側のくぼみ
- 少商(しょうしょう):親指の爪のつけ根の外側。親指と人差し指で揉む
- 扶突(ふとつ):顔を横に向けたとき首筋に斜めに出る筋肉、喉仏と同じ高さ
- 風池(ふうち):首筋のやや外側、うなじのくぼみ
- 曲池(きょくち):ひじの関節部分の上側、ひじを曲げた時にできる横じわの延長上
のどの痛みに効く漢方薬
- 銀翹散
- 桔梗湯
- 桑菊飲
- 麻黄附子細辛湯
- 小柴胡湯加桔梗石膏
銀翹散と桔梗湯は薬局でもおなじみ!
症状が出てから5日以内は小柴胡湯加桔梗石膏+葛根湯が効くらしい。
のどの痛みに効く食べ物
はちみつ!!
喉の痛みにはやっぱりコレ!
- はちみつ 脾 胃 肺 大腸 平 甘
はちみつは、肺や皮膚、腸に潤いを与えるはたらきがあるため、のどの痛みだけでなく咳や便秘、乾燥肌にも効果がある。消化吸収もよいので胃にもやさしく、ビタミン、ミネラル、酵素を豊富に含み栄養価が高いため、体力回復にもよい。
身体の熱を取る食材【清熱(せいねつ)】
- 小麦
- ハト麦
- 春雨
- 小豆
- 豆腐
- 緑豆
- アスパラガス
- 菊花
- キャベツ
- きゅうり
- ごぼう
- セロリ
- たけのこ
- チンゲン菜
- 冬瓜
- ほうれん草
- もやし
- レタス
- れんこん
- 柿
- キウイ
- すいか
- バナナ
- 梨
- メロン
- あさり
- カニ
- 昆布
- ひじき
- 海苔
- もずく
- 緑茶
- サフラン
- 塩
- 醤油
など
肺の働きを助ける食材【補肺、潤肺(ほはい、じゅんぱい)】
- きび
- 黒米
- 山芋
- アーモンド
- 銀杏
- 松のみ
- 落花生
- あさつき
- 春菊
- 白きくらげ
- 百合根
- れんこん
- いちじく
- オレンジ
- 柿
- 梨
- バナナ
- みかん
- チーズ
など
陰虚を改善する食材
身体の中の必要な水分(津液)が不足している状態は、いわゆる陰虚。潤い不足は陰虚!津液を補う食べ物で潤いを取り戻したい。
津液を生む食材【生津(せいしん)】
- 豆乳
- 豆腐
- アスパラガス
- おくら
- きゅうり
- 白きくらげ
- ズッキーニ
- 冬瓜
- トマト
- れんこん
- いちじく
- 梨
- 梅
- レモン
- 牛乳
- ヨーグルト
- プーアル茶
- 緑茶
など
津液を補う食材【滋陰(じいん)】
- 山芋
- 黒豆
- アスパラガス
- おくら
- エリンギ
- かぶ
- 人参
- ほうれん草
- 百合根
- いか
- 牡蠣
- 貝柱
- かに
- くらげ
- スッポン
- ぶり
- 豚肉
- きくらげ(白・黒)
- 鶏卵
- チーズ
- ヨーグルト
- クコの実
など
ビタミンAとビタミンC
粘膜を保護するビタミンA、抗酸化作用があり免疫力アップにつながるビタミンCも効果的。ビタミンAはうなぎ、レバー、緑黄色野菜など。ビタミンCはレモン、赤ピーマン、ブロッコリーなど。
控えたほうがいい食べ物
- 香辛料、刺激物、揚げ物、アルコールなど
体内の水分を排出するはたらきがあるため、喉が痛いときはNG