台湾を代表する烏龍茶の一つ、阿里山高山茶について、特徴や産地、歴史・逸話などをまとめています。
阿里山高山茶の特徴
- 阿里山高山茶(ありさんこうざんちゃ / a li shan gao shan cha)
阿里山高山茶は台湾の代表的な烏龍茶の一つ。海抜800~1400mの高山エリアで生産される。
発酵は軽めで焙煎もしないことが多く、緑茶に近い青々とした爽やかな味わいが特徴。
形状 | 深緑色、半球形に強く揉捻されている |
水色 | 透明感のある黄金色 |
香り | 清らかで芳醇な香り |
味わい | 苦みが少なく甘みがある |
阿里山高山茶の産地
- 台湾嘉義県阿里山一帯
日中の寒暖差が大きく、霧も多く立ち込めるため、品質の良い茶樹の生育に適した地域。
海抜 | 800~1400mの高山地帯、雲霧多い |
年間平均気温 | |
年間平均降雨量 | |
土壌 |
阿里山高山茶の歴史・逸話
- 阿里山は広い産地でエリア毎に茶樹の生育や製茶環境が異なるため、など差別化する目的であえてそのエリアの名前を残して取り扱うことがある。「樟樹湖(しょうじゅこ)」「梅山(うめやま)」などが有名。
阿里山高山茶を飲んでみた感想
阿里山高山茶を実際に飲んでみた感想です。
茶禅草堂の阿里山高山茶
総評
3.4点
- 味わい:全体的にまとまっている。雑味や水っぽさはなく飲みやすい
- 香り:控えめな印象。ほんのり甘い
苦味:
渋味:
※苦味と渋味は少ないと5(高評価)
甘味:
コク:
香り:
- 外形:深緑色。ぎゅっと丸い形に揉捻されていてコロコロしている
- 水色:明るい黄緑色
- 気づいたこと:ゆっくり淹れると味がべったりのっぺりするので高温キープが吉
蓋碗で飲んでみた感想
- 日付:2020年6月24日
- 茶器:蓋碗
- 茶葉の量:6g
- 湯温:90~95℃程度(沸騰させたケトルから直接注ぐ)
- 湯量:170ml
- 水:水道水をブリタで
蓋碗を使って淹れた感想
- 一煎目■淹れ方:沸騰させたケトルのお湯を使って、茶葉全体になじむようにゆっくり注いだ。30秒ほど待ってから抽出。
■香り:緑茶らしい爽やかでフレッシュな香り。ほんのり香ばしさも感じる。
■味わい:まず甘味がくる。透明感がある。身体が軽くなるような感覚。このお茶を飲んでいる自分に酔う心地よさ。
- 二煎目■淹れ方:一煎目よりも、お湯の動きを細くゆっくり注いだ。40秒ほど蒸らしてから抽出。
■味わい:透明感はそのまま、深みとコクが出た。高温キープして淹れることができたのでキレもある。後からほんのり渋味が来る
- 三煎目■淹れ方:二煎目よりも、お湯の動きをさらに細くゆっくり注いだ。私の中で最上級にゆっくり優しく。1分以上待ってから抽出。
■味わい:とろみとツヤが出た。透明なまあるい珠を口に含むような感覚。密度が高い。
茶葉の開き方がびっくりするほどバラバラだったけど、雑味などは案外なくまとまりのある味でした。