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7種類の中国茶 中国茶 産地 烏龍茶 青茶

【烏龍茶(青茶)の概要】生産エリア・銘茶・美味しい飲み方の紹介

7種類の中国茶
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中国茶の一つである烏龍茶(青茶)について、生産エリアや代表的な銘茶、美味しく楽しむ方法などをまとめています。

ざっくりどんなお茶?

烏龍茶、また青茶(せいちゃ)とも呼ばれる。日本で中国茶といえば誰もがイメージするのはこのお茶。緑茶の爽やかさと紅茶の華やかさを併せ持っている。

茶葉の発酵をある程度で止めるので、”半発酵茶”と呼ばれる。発酵の度合いは10~80%とかなり幅広いため、同じ青茶と言えど、銘柄によって様々な味わいを楽しめる。(緑茶の発酵度は0%、紅茶の発酵度は100%)

主な産地は、福建省闽北地方、闽南地方、広東省、台湾。近年では湖南省や四川省でも試験的に少量生産されているよう。

「青茶」という名称について

以前は六大分類の中で烏龍茶は「青茶」という名称で呼ばれていましたが、2014年制定の国家標準『茶葉分類』において正式な名称として「烏龍茶」が定義されました。

烏龍茶(青茶)の楽しみ方

手軽に飲みたいときは・・・

大きめのマグカップに茶葉を気持ち多めに入れて、直接お湯を注いでください。最初は浮いている茶葉も次第に沈んでいくから大丈夫です。不思議と渋くならないので、さし湯して好みの濃さで楽しんでみてください。

丁寧に飲みたいときは・・・

蓋碗も紫砂壺もおすすめです。紫砂壺は茶葉の雑味や渋味を吸収してくれるので、初心者でもおいしく淹れやすいです。香りも少し一緒に吸収してしまう面もありますがそんなに気になりません。

蓋碗なら茶葉が本来持つ香りや味わいがそのまま表現できます。水色も確認できるので、練習なら蓋碗がオススメです。

裏ワザ・・・!

冷やして飲むのも結構おいしいです。大きめの紫砂壺で茶葉にお湯注いで3分間じっくり蒸らします。その間に大き目のグラスに氷いっぱい入れて冷やしておいて、3分経ったら紫砂壺のお茶をグラスに全部出します。お茶と氷をよく混ぜて冷えてきたら飲みます。スッキリ飲めるので暑い夏の日にもおすすめ!

生産エリア

主な産地は、福建省闽北地方、闽南地方、広東省、台湾。近年では湖南省や四川省でも試験的に少量生産されているとのこと。

中国烏龍茶の産地地図
中国烏龍茶の産地地図

代表的な銘茶

大紅袍

  • 大紅袍(だいこうほう / Da hong pao)

産地は福建省武夷山市。伝統的な中国十大銘茶「武夷岩茶」の中でも最高峰(茶中状元)とされる茶。「岩韻」といわれる岩茶特有の残り香がとても魅力的。

武夷肉桂

武夷肉桂茶葉
  • 武夷肉桂(ぶいにっけい / Wu yi rou gui)

産地は福建省武夷山市。伝統的な中国十大銘茶「武夷岩茶」の一種。岩茶の中でも肉桂は特に香り高いお茶として百数十年以上の歴史がある銘茶。その香りがシナモンに例えられることから肉桂という名が付いたといわれている。

安渓鉄観音

安渓鉄観音 茶葉
  • 安渓鉄観音(あんけいてっかんのん / An xi tie guan yin)

産地は福建省安渓県。伝統的な中国十大銘茶のひとつ。少なくとも清朝乾隆年間初期から栽培されており、既に200年以上の歴史がある。香りのタイプによって「濃香」「韻香」「清香」などに分類される。アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを多く含む。

凍頂烏龍茶

  • 凍頂烏龍茶(とうちょうウーロンちゃ / dong ding wu long cha)

産地は台湾南投県鹿谷郷凍頂山一帯。台湾の烏龍茶を代表するお茶で「茶の中の聖」とたたえられている。凍頂山で生産されているためこの名で呼ばれるようになった。

東方美人

  • 東方美人(とうほうびじん / dong fang mei ren)

産地は台湾新竹県、苗栗県、桃園県など。青茶の中では発酵度が高め(約70%)で、紅茶に似たような甘みのある華やかさを持っている。この甘みのある独特の味や香りは、ウンカという昆虫が噛むことによるもの。そのため茶園は無農薬。

鳳凰単叢

鳳凰単叢 茶葉 烏龍茶 中国茶
  • 鳳凰単叢 (ほうおうたんそう / Feng Huang Dan Cong)

産地は広東省潮州市鳳凰山一帯。華やかでフルーティーな香りが特徴のお茶。蜜蘭香、黄枝香、芝蘭香、通天香など茶樹によって個性的な香りを持つ。元々は一株毎に製茶していたことから「単叢」という名がついた。

製造工程

烏龍茶製造工程
烏龍茶の製造工程
  1. 摘採(てきさい/ツァイジャイ):茶葉を摘み取る。一般向けの茶葉は機械を使って刈り取ることが多い。高級茶や芽茶は人力による手摘み。
  2. 萎凋(いちょう/ウェイディアオ):茶葉の水分を蒸発させて、萎れさせる。直射日光に当てて酵素活性を高める「晒青(さいせい/日光萎凋)」、日陰で活性を静める萎凋を「涼青(りょうせい/日陰萎凋)」の二通りの手法がある。
  3. 揺青(ようせい/ヤオチン):茶葉を軽く揺さぶって撹拌し、発酵を緩やかに進める。この工程で青茶らしい華やかな芳香成分を引き出す。涼青と交互に繰り返す。
  4. 殺青(さっせい/シャーチン):茶葉に熱を加えて、酸化酵素の働きを止めると同時に、水分を蒸発させて茶葉を柔らかくし揉捻しやすい状態にする。。通常は高温に熱した釜で炒る「炒青」の手法をとる。
  5. 揉捻(じゅうねん/ロウニエン):機械や手を使って茶葉を揉んで形を整える。発酵を促し風味を高める効果がある。烏龍茶ではお茶の種類によって揉み方が異なり、岩茶や鳳凰単叢のように眉形に仕上げるものと、鉄観音や台湾の凍頂烏龍茶のように珠状に仕上げるものがある。
  6. 烘焙(こうばい/ホンベイ):茶葉を乾燥させる工程を烏龍茶では烘焙と呼ぶ。竹籠に入れて低温でゆっくり水分を取り除く。
この記事を書いた人
ちゃんこ

金持ち華人の家に嫁いでニート主婦になった純日本人です。絵日記ブログ「中国でブルジョワ華人の妻してます」でライブドア公式ブロガーになりました。

中国茶が好きです! お茶垢⇒ゆえじ

日本中国茶普及協会認定インストラクター。中級茶藝師。和漢薬膳食医3級。東洋食薬ライセンス1級。

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